コロナウイルス対策による自粛生活が2年目に入り、いよいよ読書趣味に力が入るようになりました。特に読みまくるのが、いわゆる本格推理小説。それもできるだけ古い作品が面白い。ヴァン・ダインの『ベンスン殺人事件』『カナリア殺人事件』『グリーン家殺人事件』『僧正殺人事件』はそれぞれ3回以上読んで味わってますが、『赤毛のレドメイン家』も大変すごい小説だと感激、イーデン・フィルポッツ作品も手当たり次第読んでみたくなりました。『闇からの声』もかなり奇妙なミステリー小説で楽しめたが、『灰色の部屋』となると、もう推理小説ではなくて謎追究小説?といった趣。それにしても20年-40年代の推理小説は、文学作品としての風格もあり、翻訳の言葉を味わうという楽しみもあります。こうなると原著も読みたくなりますね。